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2011
09
16

anex- eee的日常 #04

取りとめのない残暑と、予測できない出来事の多発?
時代の転換期に立ち会っているみたいなこの時期に節目を迎えるけれど、
またまた少しの、与太話です。
まぁ、こんなんもあったみたいな夢を見たみたいな。
でも、

これはフィックションです。


anex- eee的日常 #04


雨が降っている。
別段嫌いな天候ではないのだけれど、下手なアルト吹きが書いた(いや、この時点ではまだ書いてはいないのだが)限りなく透明に近いブルーな外気をアパートの窓越しに眺めていた。
若干の、メランコリー、か(自嘲)。

時の概念が希薄な非日常から、幾度かの桜の咲く季節を経て執行猶予も明け、のっぴきならぬ社会的な日常を生活しなくてはならぬ。
一緒に仲良く騒ぎまくっていた悪友たちも、遅ればせながらではあるが、それぞれがそれぞれの行く道を決めようとしている。ただし、Eとその周辺にたむろする者たちは既に、一般的な社会に生息をしてはいなかったから、親や親戚や、まして常識的?な社会からは遺棄されるべき存在だったし、誰も気にもしていない事だろう。
だがね、そんな虫たちにもいっぱしの悩みはあるものだ、うん。

最近のEは自分の部屋で目覚める事が多い。
食堂巡りも、幸いな事にこちらに出てきてからの過分の稼ぎで目的を少し変え、ただただ一人寝の寒さを凌ぐ事と雄としての本能の発露を満たす事との目的になり下がっていたから、お勤めとしてのそれからは解放されていた。

決断。
何かを決める事。
否、何かを捨てる事。
何がしかの基準で選択し、より良い??道を目指す(再自嘲)
大人になるとは、社会に生きるとは、一番苦手な事をする事なんだなぁ~。
でも今日は夜中仕事だから、とりあえず学っ校こなして、少しずつリハビリする事にしようか。
なんて、真面目に考えていたら・・・。

Jちゃんから昨日の夜電話が有ったのを思い出した。
おっとっと!
やっぱり、僕はまだいい加減状態が抜けていない。社会復帰には時間がかかりそうだ、っと。


10時すぎにJちゃんは来た。

薄々は知っていた。
この間からしばらくの間郷里(クニと読む)に帰っていたし、仲間内からも聴いていたからね。
けれど、せっかくの真面目話、うんうんとじっくり聞いてやろうかな、いや心づもりとしてはです、どうなる事か解らない。なんせJちゃんの話はテンポ・ルバートやらリピートやらセーニョやらbisやらが多すぎて、いつまでたってもコーダに行かない。今日は頼みますよ、Jちゃん!キチンと良いころあいのサイズでのエンディング。

では、その会話から・・・。

「Eチャン、俺さぁ、がっこやめた。」
おっと、いきなりの直球フレーズ。
最近腕上げたなぁJ、掴みは最高だぁネ。
「聞いてたよ。Kチャン達が心配してたからね、去年から」
と、とりあえずの優しい表情でEは一小節。
(ホントは、自主的にでなくって、追い出されたんだろうけれど、それは言わない武士の情け。がっこ行ってなかったもんね、親が泣いてるぅ~)
「でね、でね、がっこ行くんだ」
え?、ほら来た。
訳解らんアウトフレーズ。
フリーやるなら最初から言っといてよ、そんなんだから皆んながJチャン呼ばないんだよ、『俺が俺が・・・』が早すぎるんだって!いつもの事だけど。

でもね、長い付き合いだからEだけはJちゃんとの合わせ方を熟知している。
Jチャンに気持を最大限にアウトプットさせて、その上きちんと辻褄を合わせた作品に仕上げる方法。それが上手く行った時の万雷の拍手と、心地よい快感(たとえばあのときの様な)。
で、早速っと・・・。


「これこれ、まあ落ち着きなさい与太郎。急いては事をし損じる、パンツは尻っぺたから脱がすべしの理あり(これ前にも書いた)。親しき仲にも前戯あり(これも前に書いた)、なんて言うもんだ。落ち着いてぇ~の、順番通り~の、その上人様に理解してもらえるよ~に話してごらんなよ。そしたらこのあたしが、有り難い御託を授けるってぇもんだぁな・・・」

Jちゃん嬉々として、
「嬉しいな、久しぶりの御隠居さん。もうどんどん話すよ。今日朝は7時に起きて、顔洗って、いやね昨日の夜は久しぶりに早く寝たもんだから朝6時には目ぇが覚めちまって、そんでも『まだ早いべ、こんな真夜中には起きれるもんじゃぁない』なんて業界人の意地で布団かぶってたんだなんて思いねえ御隠居さんっとくらぁ。てやんでぇ、べらぼうめ。そしたらアパートの下ん通りで『どっかぁーん、ガッシャーン』事故ってやんの(あはは)。でも、よく考えたら、けが人有ったらいけんしで、通報して英雄になったら新聞や週刊誌にものったりして、たちまちもう大騒ぎ。故郷のおっとうやおっかぁ大喜びで、こりゃぁ凄い事になるかもと思ったりして、と思いねぇ。クソ爺xぃ・・・。」

あぁ~×△%##・・・。
でもここでめげたら二度とは使ってもらえぬ!
ゆくぞ裏街道ドンバの切り返し。

「あぁ~、お前さんすごいよ、指だけで。仲ぁ来てからあちきはこんなの初めてでありんす。もう駄目、早く来てでありんすぞえぇ~。(まだ宵の口なんだからさぁ、チョンの間の若造に時間かけらんないんだよ。早くおしよ、もう)」

「あはははは、花魁、いやさ御隠居も好きだねぇ。そんなに言うなら、ほれほれほれっときたもんだ」
「で、逝ったのかい、あいや、言うのかいそろそろ?」
「あい」
「で?」
「え?」
「ほれ!」
「あそうか。でねEチャン、おれボストンに行く」
絶句するE。だが冷静に冷静に。
「あ、そうなん、で、何しに?」
Jちゃん、得意げに喋る。
「日本のがっこ駄目なら、アメリカ行って証書とってこいって。おっとうが。町の会議所でも初めての留学子息で、ゆくゆくはアメリカ帰りの若社長さん。あはは、けがの功名たぁこの事だ。転んでもただで起きちゃぁいけね商売上手っとくらぁ、てんであっという間の御命令。でね、何処か探せって言うから、バクリにした。」
一気にコーダー、お終い。御苦労さんだ。
でも、バクリ出の経営者?意味解らん・・・。
親父さんバクリが何か知らんのよねきっと・・・、ぁ~。

と、この後も色々と寄り道しながらの話が続いて、ここからが今日のお勉きょ、です。

「Eチャン、でね、でね。オリエンテーションでクラス分けある。初級中級上級かな、何かそんなんで、実技あるんだけど、何やる?」
「何やる?俺が?」
「あ、Eちゃんも行くの?」
「違うよ(笑)。課題が有るんじゃないかな?それやらされるんだよきっと。」
「うんうん、何かブルス。で、何やる?」
「で、何やる?って、何でもいいなら得意なのやればいいじゃんか。少しカッコいいのでも」
「F?、B♭?」
「あのね(少し飽きてきたE)。たとえば『悪がきビリーが飛び跳ねちゃってうるさくて仕方ねぇおっかぁどうにかしろよ、ったく!』とか、『何言ってやがんでぇ、ウイスキー飲む時ゃぁ男は黙ってストレート(注#1)』とか、Jちゃん得意じゃんか。それで充分だよ。」
「解ったでござるで候で了解、痛みいるぞ。Fのブルスで良いだな」
別にFのブルースじゃなくてもいいけど、話すとまた長くなって訳解らん結論になるから、ここらで手を打つEであった。

と、突然。
「せんせ!質問。」
「えぇ?(うるせえなそろそろ帰れよ状態が来たE)」
しかし、Jちゃんは無邪気だけど核心をつく質問をいつもする。純粋な質問はEにはいつも爽やかな喜びをもたらすのだ、うん。

【質問】
「ジャズのブルスはどうして皆、FかB♭?臭いのブルスは、GやらAやらばっかしなんに?」
Eは居住まいを正し、Jに告げた。
「黙って最後まで聴くならお教えしましょう。約束守れるのなら。」

・・・・・・。

【解答】

(結論)
ひとえにジャズでも、カントりでも、ブルスでも、誰が一番偉い?かにかかっているのだ。
だからして、一番偉い?演奏者のやりたいのがいっぱいになるのは世の常。
長いものには巻かれろの正統な社会生活食扶持獲得演奏状態が形成される。

と、こんな難しい抽象的で学問的な解答しても、文系のJちゃんには理系のEちゃん達の合理的論理的思考は望むべくもないので、やさしく物語した。

<誰でも解るやさしいジャズブルスの秘密>
【チャリーが町にやってきた!】

昔々。
ある国のある町のある地域、アーレムにチャリーが住んでいました。
おとさんはロイクでアル中、おかさんはロイクで洗濯婦。でも、頑張って生きていたんですよ。
チャリーは7年生になった時にがっこのブラスバンドに入りました。
が、与えられたのはスーザホン。
かっこ悪い!
やっぱ、ラッパが良い!!!と泣き暮らしておりました。

で、時は過ぎ(少し長くなったので、はしょります。)
アルバイト?で溜めたお金で、町一番のポーンショップからトランペットを手に入れます。
練習に次ぐ練習、寝る時も一緒、トイレでも離さない、吹きながら出すありさまで、あっという間にいっぱしのプレヤとなるのであります。

さてこうなると、道場に通いたくなるのもまた世の道理。
やってきました、まだ開店前のジャズクラブ。

「アンチャン、ふけるのかい?」
の言葉を待ってましたとばかりにセッションする事になりました。

「ブルスやれるかい?」
「決まってるじゃん!」
「そうかい、じゃやろうか。で、キーは?」
「何言ってるんだよ、ドレミに決まってるべ」
「あそ、Cか、じゃぁ吹きな、俺たちゃ適当に付けるからさ」

とこんなことで遂にチャリーがデビューしたのです。
ところが、
店中に響き渡る不協和音。
チャリーのフレーズは、それはもう子供とは思えない素晴らしいセンスと演奏技術なんですが、ピアノともベースともアンサンブルしない。現代音楽不協和音の固まり状態なのです。

「あんちゃん、Cだよな?」
たまらずピアノのブラザーが声をかけると、
「ドレミだよ!」
の一言が返ってきました。

・・・
はっと、ブラザーここで気がつく。
ベースにこそこそと話しかけ、再びチャリーにカウントを出したのです。

何と素晴らしいひと時よ!
若き抜群の才能が出現しました。店の準備をしていたロイクブラザー、シスターたちも手を止め聴きいるのでした。

その後すぐにチャリーはクラブの看板スターになりました。
少したって、チャリーが#がひとつ付いたドレミをマスターしてからというもの、表現の幅も広がって、あっという間に国中の人気者となりました。
そしてめでたくアーレムを飛び出し、世界中でラッパを吹き続けたとの事です。
めでたしめでたし・・・。

おんなじように、イカゴでテナー吹き始めたブラザージョンも、得意の「ドレミブルス」で世を席巻しました。
ジャズじゃ、フロント取れるのは、やっぱラッパとサックスだもん。
後は、リズム隊と言う一からげだし、ブローできないし、太鼓はうるさすぎて他の楽器の音聞こえなくするし・・・。

<完>



Jちゃんがこの話の内容を理解するのに、その後二時間を必要とした事は秘密にしておいてあげてください。

お察しのように、
トランペットのチャリーや、テナーサックスのジョンの【ドレミ・ブルス】、【#ひとつのドレミ・ブルス】が
【キ―・イン・B♭】、【キー・イン・F】なのです。

なぜって?
トランペットも、テナーサックスも移調楽器で、キーはB♭。
一番簡単な指使いのドレミ(小学校の時のたて笛を思い出して下さい)は、実音ではB♭(変ロ長調)の音階なのです。
同じように、#ひとつ(Fに#、【キー・イン・G】は、実音でF(ヘ長調)音階。

このようにして世の中には、B♭とFのジャズブルスが繁殖したのです。

で、臭いのブルスはと言うと。
それは歌うたいが偉いから。
歌歌いながら、ギター弾きます。
再度で、
ギターは、構造上も音域上も、#キーの演奏に適した楽器なのです。
G(ト長調)、D(ニ長調)、A(イ長調)
勢いこちらが主役になる。
カントりも勿論ですな、一番ですからお国ではね。
だから、やっぱり、
一番偉い人たちの得意なのが主流となっとるわけです。
さもありなんの、お話でした。


閑話休題。

そんなこんなで二週間後、無事にJちゃんは御洋行となりました。
無理やりに取り上げたEの330を、「餞別、餞別嬉しいなぁ』
なんて歌いながらでしたが・・・。

少し寂しいEでありましたとさ。

こんなとこで今日のお話は終わりなんですが、
Jチャン、向こうの水が合っていたらしく、英語しゃべれないのにとんとん拍子でした。
『俺が、俺が』。
どんどん前に出る怖いもの知らずが、かのお国では一番必要だったんですな、ジャズやるには。なんて遅ればせながら知ったEでしたとさ、再び。

光り輝く「アバクロンビアワド」、幾枚かの自分名義アルバム、有名どころのプロヂュス、御活躍です。
でも、腰には気をつけてくださいな、歳なんだからね、お互いに。


あ、落ちがいるんだった。

少しあのやりとりに戻って、っと。

「で、決局何やったらいいの、ねえEちゃんおせえてよ。Fなの?B♭なの?ねえねえ」
「もううるさいなぁ。そんなのは行ってからだ!その場で一番偉い人が決めるんだぁよ!」
沈黙。
少し困って、Jちゃん、
徐に一言、ぼそぼそと呟いた。
「とほほ、それじゃぁ、俺が決めなきゃなんだ、いやぁ、困った。」


お後が宜しいようで・・・。


え?
それでEはどうしているのか?ですか。
それはまた後日と言う事にします、です。


(注#1)
『何言ってやがんでぇ、ウイスキー飲む時ゃぁ男は黙ってストレート』は西海岸の酒場では『俺たちゃハコバンじゃねぇんだから終わりにバンドテーマやりながらメンバ紹なんぞしねぇんだ。ストレートにセットやって終わりだあね』と言う別名で呼ばれる事もある。


これはフィックションです。



次回は、18日くらいに久々の新作お嬢ちゃん動画です。
でも、少し遅れるかもです、まだ作っていないもんで。
気長にお待ちください、です。






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Comment

  1. ただいま「非公開コメント」も受付中です。
  2. おはようございます

    2011/09/16(Fri) 08:18iri [ URL|Mail ]

    貴重な与太話どうもありがとうございますm(__)m
    音楽には詳しくなく。。。。解からない単語も沢山でしたが^^;

    音楽に情熱を傾けている青年達の日常と、
    想いの一端を覗かせて頂いた気がしました

    是非又ewさんの多才な才能溢れる文章と,
    思い出を拝見させて頂けたら嬉しいです

  3. 2011/09/16(Fri) 15:10ew1 [ URL|Mail ]

    iriさん、こんにちは。
    いつも過分なおほめの言葉?ありがとう、です。

    若いとは良いものです、でも歳とるのもいいかもと少し感じたりしています。
    これからも宜しく、です。

    で、若干の誤解を解いておきましょう。

    これはフィックションです(笑)。

    またお越しください。

  4. 2011/09/17(Sat) 09:12tam.ra [ URL|Mail ]

    ファン全開モード、乗りの乗ってますね。

    大学に入学した岡田君、J.J.Johnsonを聴いてトロンボーンを止めました。

    tam.ra、ブログを止めようかと!

  5. 2011/09/17(Sat) 15:55ew1 [ URL|Mail ]

    tam.ra兄、こんにちは。

    今月はアドレナリンが出っぱなしです。
    おまけに、高いところまで木に登り過ぎて降りられないみたいです、どうしようか。
    でも、なんとかもう少しやっつけます。

    >tam.ra、ブログを止めようかと!
    泣きます!

  6. 2011/09/18(Sun) 14:27あひる [ URL|Mail ]

    誰ですか?
    これ。
    ギブソン持って行ったんですからギタリストですよね。
    バークリー入ってとんとん拍子なんだから有名どころですよね。
    イニシャルは「E」。
    これは実名のイニシャル?

    いや「フィックション」ですよね。
    でも、気になるナァ。
    ストレートノーチェーサーの説明も「フィックション」?

    「フィックション」の小っちゃい「っ」って必要なんですか?

    疑問だらけの難解な文章です。
    もう少し解説を・・・!

    あひる

  7. 2011/09/18(Sun) 21:27ew1 [ URL|Mail ]

    あひるさん、こんばんは。

    いやぁ、ホントに申し訳ない事です。
    与太話ですから、温かい心でどうぞ読み飛ばして下さい。
    フイックションですから、いや正確には【フィクション】です。

    それと、ストレートノーチェーサーの説明は、ほとんど本当、です。

    ではまたお越しください。

    追伸。
    コンファーメーション、ぼちぼちと楽しんでくださいね。

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